7ヶ月目~臨月(状況一転・・・の巻)私が行っていた病院には、特別検診というのが3回ほどあった。その28週目の特別検診での出来事である。 いつもは産婦人科の先生がエコーで見てくれるのだが、特別検診の時は、検査室の先生が見てくれる。 「心臓がおかしいかも・・・」 特別検診の時は旦那さんも一緒に見れる(普段は診察室に入れない)ので、 パパと、なぜか妹も一緒だった。 動揺する私にパパと妹は「お腹の中でこんなに元気なんだもん、大丈夫だよ」と励ましてくれた。 若干不安はあるものの、大丈夫だよね!とその時は気にしなかった。 しかし、診察の度に産婦人科の先生は 「検査室の先生が、心臓の件、気になってるらしいんだよ。」 と言い、また検査室の先生に診てもらうことになった。 産婦人科の先生も、検査室のほかの先生も心臓に関してはよくわからないらしく、ただ一人、その先生がわかるということだった。 私は不安になった。 どうか何かの間違いでありますように! いい方向に考えよう。と自分を励ました。 そして臨月に入った時、検査室の先生に診てもらった。 やはり異常ありだった・・・・ 「ここでは対応できないので、大学病院で一度ちゃんと診てもらおう。 もしかしたらたいしたことないかもしれないから。たいしたことなかったら、ここで産めばいいよ」 と産婦人科の先生に励まされ、大学病院の紹介状を書いてもらった。 えっ?? 看護師さんは皆神妙な顔をして、私を励ましてくれる。 そんなに深刻なことなの?私に一体何が起こったの?? 何がなんだかわからず、私は大学病院を受診した。 もしかしたらたいしたことないかもしれない。その時まではまだ希望があった・・。 しかし・・・・ 心臓の穴は思ったよりも大きく、重症らしい。ショックだった。 診断書に「心奇形」「心室中隔欠損症の疑い」と書かれた。 奇形????奇形って何??? 奇形と言う言葉が頭の中をぐるぐる回った。 私の人生の中には「奇形」なんて文字はなかったのに・・・・。 (今から考えると、心臓病は心奇形と表現されるんだと思う。それだけの話だった。当時はびっくりしたけど・・・) 結局大学病院で産むことになり、産んだらすぐに小児科のチームが対応し、 そして心臓外科で有名な病院(今の病院)に搬送されるということになった。 急な展開に私は戸惑い、ついていけない。 状況を受け止めきれず、1週間泣き続けた。 ネットで心臓病について色々と調べ始め、心室中隔欠損はよくある心臓病で、軽い人は自然に治り、重症でも手術すれば普通の子と同じような生活ができると書いてあった。 なんだ・・・良かった。 私はまたお気楽な妊婦生活に戻った。 残るは出産のみ。 友達に「ママのストレスが一番赤ちゃんに悪いから、前向きに無事生まれることだけど考えてすごして」と励まされ、 私は生まれてくる子に会えることだけを楽しみにして、残りの妊婦生活をすごしました。 ジャンル別一覧
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